脳は”イメージ”と”言葉”で動いている

脳は”イメージ”と”言葉”で動いている

「ネコ」という言葉を聞くと耳が生えていて、尻尾があって…と頭の中にイメージが湧く。このようにイメージと言葉は脳で思考するにあたって強く結びついて重要な要素である。これに個人差があるのは明確なことである。上のように「ネコ」と聞いてイメージする「ネコ」は人それぞれ異なる。大きさや形、毛並み、色などイメージは似ることはあるとしても完全に一致することはあり得ない。
言葉によっては、同じ事物を表していても認識する脳の領域が異なることがわかっている。例えば上述と同じように「ネコ」というと4本足の動物という視覚的なイメージを思い浮かべ、この単語の理解では視覚に関係した脳領域の活動が上昇する。また、「ニャー」という擬音語では猫の鳴き声、つまり聴覚的な情報と関連づけて理解することになり、聴覚に関係する脳領域の活動が活発になる。単語が変わるだけで、それに反応する脳の場所も変化する。このように感覚(視覚、聴覚、触覚、嗅覚など)または運動など、単語に関するイメージは、脳で意味理解する上で重要な意味を持っており、理解するのに適した脳領域が働くようになっている。

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